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「意味のないダンス」の価値

今までいろんなダンスの振付をしてきましたが、たまに聞かれるのは「この振付はどういう意味があるんですか?」



というご質問です。


そこで私が


「意味は無いです。」というと、とっても失望した顔をされるんですね(笑)。



多分、多くの方が



「意味がある」ものが価値がある。


「意味が無い」ものは価値が無い。



というお考えだと思いますが、アート的な考え方だとそうとは限らないんですよね。





例えば、


抽象絵画など、具体的なものが描かれているわけでもなく、作家が作品の題名を「無題」としていることも多いです。



これは作家が意味から逃れようとしているんです。






「意味」というのはそれぞれの文化で作られるものです。



言い換えれば、意味というのはその文化のもつ「固定概念」でもあるわけです。



「固定概念」というのは一般的に受け入れられているものなので、誰にでも分かりやすい面がある一方、自由な発想を邪魔しちゃうんですね。



なので、アート作家はそういった固定概念で自分の作品を見られることから逃れようとして、あえて「意味が無い。意味がわからない。」ようにするんですね。





ダンスにも、手話のように一つ一つの動作に意味を持たせるダンスがあります。例えばフラダンスなどですね。



一つ一つの動作に、「波 星 愛」などの意味を持たせています。



では、サルサダンスやヒップホップなどはどうでしょう?



これは、私の考えですが、


「意味」よりもリズムや音楽との同調する心地よさ、動きの面白さのほうを重視していると思います。



アートでいうと音楽を聴きながら即興で絵を描くパフォーミングアートといったところでしょうか。



音楽に触発されてそれを体で表現するとどうなるか?



聴覚から得る感性を体の感性に変換する面白さを楽しむ。



私はそういったことが「意味」に縛られるよりも自由な気がするんです。



みなさんはどう思われますか?



良かったら感想をいただけると嬉しいです。



(もちろん、テーマを決めて振付をする場合もあります。そういう場合は意味を考えますが、あまり分かりやすくすると野暮ったくなるんです。難しいですね~)






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